東京湾 横浜エリアでLTアジ(ライトビシアジ)乗合船に便乗するスタイルのバチコンアジングの仕掛けの紹介です。
東京湾LTアジの時間帯は午前/午後のデイゲームです。
東京湾の濁潮は、江戸川、荒川、多摩川、鶴見川等、大小60以上の河川からの有機物や土砂の混入、雨、それらによるプランクトンの増加、海底の砂や泥が舞い上がることで発生します。
暖候期は成層で寒候期は鉛直混合が盛んで成層が弱まります。夏季の上層は植物プランクトンの光合作用で酸素が生産され下層はプランクトンの死骸など有機物の分解や生物の呼吸で酸素が消費され酸素不足の状態になります。夏場は濁潮が多く、冬場は澄潮が多くなります。
東京湾は内湾と外湾で分けられますが、内湾が富津岬と観音崎の間の北側で平均水深は15mとわりと浅い場所が多く、深い場所でも40mくらいです。外湾は富津岬と観音崎の間の南側にあたり浦賀水道部で湾の入り口方向へ行くほど深くなり、深い場所では600m以上あります。急激に深い海底谷が存在しています。
横浜エリアのバチコンアジングは東京湾内湾です。水深15m~40mくらいです。
それぞれのポイントの地形や時間帯時期によって厳密にはことなりますが、潮の流れは反時計回りといわれていて千葉県側から入って横須賀側から出ていくイメージです。潮の流れは湾奥ほど遅く湾外に行くほどはやくなり浦賀水道部でもっともはやくなります。
内湾と外湾の境界線あたりにある走水沖でのLTアジやバチコンアジングなどは水深50m以上のディープエリアにいくので横浜エリアとはタックルが異なります。
スピニングタックルよりもベイトタックルで電動リールも必要になってくるでしょう。

バチコンアジングの仕掛け
バチコンアジングの仕掛けについて説明します。
その前に注意点があります。
バチコンアジングはルアーフィッシングです。
エサ釣は日本古来からあるので和名であったりJISとかで決められていたり単位はメートル法でそののちの国際単位系(SI)になっています。
一方、ルアーフィッシングはアメリカから入ってきているので英語名だったり単位がヤード・ポンド法で表記されているので紛らわしく注意が必要です。
シンカー(オモリ)の重さ:1ポンドは約0.45kg、1オンスは約28g、1号は3.75g
ロッドやラインの長さ:1フィートは12インチで約0.3048m、1インチは約2.54cm
ラインの強度:1LBは「librapoundus」の略で1ポンドと同じ約0.45kg
釣り糸の太さ:1号は標準直径0.165mm(単糸の化学繊維)で強度4lbで1.814kg(単糸の化学繊維)、PEは太さはメーカにより異なり強度は4倍以上で換算するので1号の強度は16lb~20lbで7.2kg~9kg。

PEライン一択です。
マーキング付きか否かは好みで、0.3号~0.6号くらいを使う人が多いです。
ベイトリールの場合は細糸が巻けない機種もあるので0.6号~0.8号くらいになることもあります。
200mくらい巻いてあればラインブレイク時も釣りが成立しなくなることはないでしょう。
20cmくらいのアジであれば0.3号でも余裕ですが、外道がかかることもあるので余裕があったほうがよいかと思います。釣れるサイズ、もしくは釣りたいサイズで0.4号~0.6号がおススメです。
0.4号(8本編)でも40cm以上のギガサイズを釣り上げています。
ロッドのランクが上がったような感覚になりますのでラインが細いほうがおススメになりますが、細すぎてラインブレイクしていては意味がないので適切な強度のラインを使用してください。
4本編か8本編かそれ以上か?では、8本編がバランスがよくておススメです。
高比重PEラインは、ラインが太くなるようなのでそのデメリットを考えると特に理由がなければ必要はないでしょう。



PEラインとリーダーラインの結束はガイド抜けがよいようにとFGノットにしています。
FGノットにしている他の理由は、FGノットを覚えていればほかの釣りでも使うだろうという点と強度です。
強度では40cmオーバーのギガサイズを狙っているのでシーバスなどでも実績のあるFGノットにしました。
FGノットの結束部が、ロッドのどのあたりに来るのか?
魚をランディングするときにトップガイドに結束部があるのはよろしくないでしょうし、かといってフロロカーボンラインをリールのスプールに巻き込むとラインが跳ねるのでトラブルの原因になりやすく、ガイドに巻き込む場合はリールのスプールの手前からバッドガイドの間くらいになるようにリーダーの長さを調整しています。もしくはリーダーを1m前後にしておけばロッドの長さにもよりますがガイドに巻き込むことはないでしょう。
FGノットを編込む際は、FGノットの結束部の位置がどの辺になるのかも気にしておいたほうがよいです。

リーダーには、フロロカーボンライン 1.5号~2.5号(6lb~10lb)を使用する方が多いです。
PEラインの強度から判断して0.4号なら1.5号以上を使用した方がよいと思います。
長さは、ロッドの長さや岩礁などの根ずれの有無などまた最短でも魚体より長くしておくのがセオリーです。
バチコンだと50cmは必要、あとはFGノットの位置がどのあたりに行くかですが、逆ダン仕掛けではリーダーの先はジグヘッドになるので1mくらいでも十分です。ダウンショットリグ2本バリや天秤仕掛けは仕掛けの全長が長くなることが多いのでPEラインと直結するリーダーは短めにしておきます。
20cmくらいの中型アジであれば1.5号でも問題ありません。
2号であれば40cm以上のギガサイズでも上げることができました。
LTアジに便乗する乗合船なので、LTアジの仕掛けの幹糸は2号~3号を使用されています。
このサイズより太くする必要はないと思います。
リーダーが太くなると水の抵抗を受け横に流れやすくなるのとジグヘッドに対してラインが重くなるとアクションなどに悪影響があります。
普段は2号を1m~3mくらい使用しています。
写真はメインリーダーに使用する製品です。「シーガーグランドマックス FX」(しなやか)が糸癖がつきにくく60m巻でお気に入りです。グランドマックスシリーズはスプールを連結できます。
「月下美人 フロロリーダー」はスプールストッパー付きでどこで切断しても端糸がばらけず止めれるので気に入っています。








ジグヘッドはラウンド形状のヘッドでウエイトは0.2g~0.6gくらいまでを使用することが多いです。
フックサイズは釣れる魚やワームサイズにあわせますが、40cmオーバーのギガアジを狙っているので太軸8番6番4番を使用することが多いです。
番数と実際のフックサイズはメーカー間では異なることが多いので目安でしかありません。
太軸といってもいろいろあるので、数値では線形0.64φ位を使用しています。
シャンク長は1cm以上1.5cmくらい、ストレートゲイブでネムリありもしくはなし。
バーブレスが刺さりがよいですが、バーブが小さいマイクロバーブを使用することが多いです。
土肥富 レンジシュートフック SサイズとMサイズがお気に入りです。
釣果では一誠 海太郎 レベリングヘッド 金鈎太軸#8 0.3gです。



逆ダンではリーダーにジグヘッドを直結しています。
ノットは完全結びです。
- パローマノット
- ユニノット
- クリンチノット
- フリーノット
フリーノットがルアーの動きを妨げずベストだといわれていますが使用するジグヘッドやワームによるので必ず釣果が上がる効果があるわけではありません。
ダウンショットリグの場合は幹糸やエダスに使用するラインの素材や太さや長さ、逆ダンの場合は捨て糸に使用するラインの太さや長さ、天秤仕掛けの場合は幹糸やハリスの素材や太さや長さです。

仕掛けに使用するラインなので釣果に影響度が大です。
素材、太さ、長さの選択で釣果に差が出ます。
実際に使用している素材、太さ、長さはそれぞれの仕掛けで変えています。
仕掛けが回転してハリがリーダーラインに絡んでしまわないようシンカーの接続にローリングサルカンを使用します。一旦、仕掛けに絡むと絡み癖がついて絡む頻度が増えてしまいます。
絡み回避にはローリングサルカンを使用することで回避する方法、リーダーラインをしなやかタイプにして絡み癖がつきにくくする方法があります。




シンカーの役割は、仕掛けを狙った場所へ運ぶ、仕掛けをその場にとどめる、仕掛けを狙ったタナまで沈めるです。バチコンでもシンカーは非常に重要なアイテムです。
目安は1m1号換算。15mで15号。あくまで目安。
潮の流れのはやいエリア遅いエリアでは前後します。
実際に使って見て判断。
潮の流れや水深や混み具合でシンカーの重さを変えることになります。
何種類かの重さのシンカーを持っていく必要があります。
また、不意の根掛などでシンカーをロストすることも考えられますので予備が必要です。
海底の状況によってシンカーの形状が影響することがあります。
たとえば、ロケット型は沈下速度が速いですが砂地に突き刺さります。
球型は沈下速度が遅いですが、障害物に引っ掛かりにくいです。棒状のホゴオモリといわれるものは根魚用なので海底の障害物にシンカーが衝突するときに音を出して魚をおびき出す役割があります。棒状の長いシンカーは寝たり起きたりの幅があるためゼロテンションステイで高低差がより大きくなります。
ナス型、六角型が鉛で安いですが、鉛の生態系への影響を気にする人もいます。





木更津エリアは10号前後(7号~15号くらい)です。

東京湾の神奈川エリア(主に横浜)で使用しているもしくは使用するならこんな仕掛けになるというのを紹介します。
ちょうどバチコンに使用できるロッドとリールが3セットあるのでこの3セットをそれぞれの仕掛けにあわせて説明します。

ダウンショットリグ
エサ釣でいう胴突き仕掛けです。
胴突きまたは胴付きともいいます。胴突き仕掛けは先オモリの仕掛けです。
ルアーフィッシングでは「ダウンショットリグ」と呼んでします。
ダウンショット仕掛図は、クレン親子サルカンを使用してエダスをだしスナップまたは直結びでジグヘッドを接続します。下には捨て糸を接続しその先にローリングサルカンを使用してシンカーを接続します。
エダスの長さ、捨て糸の長さで釣果が変わります。
エダスの長さとジグヘッドのヘッドの重さでワームのアクションに変化をつけることができます。
また、捨て糸の長さを調整することで狙ったレンジを攻めることができます。
船長のタナ指示に合わせて捨て糸の長さを設定するとよいでしょう。

クレン親子サルカンでエダスを出す方法は簡単である一方、クレン親子サルカンのパーツの重量が仕掛けに影響を与えます。図は1本バリですが、簡単に2本にすることはできますが、クレン親子サルカン2個分の重さが加わります。エダスを増やすとその分、重くなります。
8の字結びを使ったエダス結び(直結び)
ヨリチチワ結び+8の字結びまたはチチワ結び
エダスの結び方は対象魚に応じて様々な方法があります。
この3つの方法は割と簡単で中型アジくらいなら強度にも問題はないでしょう。
幹糸にエダスを編込む方法が大物狙いにも使え、編込みを工夫することで絡み防止にもなります。
編みつけダブル
編みつけトリプル
幹糸への編込み数が少なく簡単な方法です。
ハリスを頑丈に結束する方法です。
エダスは2本がおススメです。タナは2m~3m、浮いている時で4m~5mくらいです。
タナが2m~3mにあわせて、80cm~1mと1.5m~1.8mくらいにエダスを出すためリーダーは3mくらい、ハリスの長さは10cm~15cmくらい。長くても20cmくらいまでがよいと思います。ジグヘッドが同時に2本使えますので、ヘッドの重さを変えたりフックサイズを変えたりワームカラーやサイズを変えて試すとより早くヒットパターンが見つかることでしょう。
ダウンショットリグ2本バリ仕掛け(自作)
自作した仕掛けをタックルボックスにいれて保管するための仕掛け巻きが必要になります。
これは、仮に現地で仕掛けを自作したとしても使い終わった後に持って帰るために必要になります。
仕掛け巻には円形タイプと長方形タイプがあります。
円形タイプは癖がつきにくいですが癖がつくいてしまうと全体がゆるく癖がつくので直しにくいです。長方形タイプは癖がつきやすいですが癖がつく箇所が一定で癖をとりやすいです。どちらがよいのかはお好みで決めればよいと思います。



ダウンショットリグは、リーダー(幹糸)をオモリ(またはオモリに接続するためのローリングサルカン)に接続し、魚がいるタナに合わせてリーダーのどの位置からエダスを出すのかを決めます。このエダスの先にジグヘッドを接続します。エダスの数だけジグヘッドを接続できることになります。
ダウンショットリグは仕掛けを完成後にはエダスの長さやタナの調整をするのが困難です。
1本バリのダウンショットリグは他の仕掛けと比較するとあまりメリットがありません。しかし、簡単にエダスを追加できる点はメリットですので、ダウンショットリグは2本バリや3本バリで使用するのがおススメです。
エダスが増えると仕掛けが長くなったりハリの数が増えると様々なシチュエーションで扱いにくくなる恐れがあるので2本バリがちょうどよいでしょう。
ダウンショットリグ2本バリのメリットはエダスが複数あることで一度に複数のワームを試すことができます。
ワームだけでなく、タナやエダスの長さやフックサイズやヘッドの重さなどいろいろパターンを変えて比較することが可能になります。
エダスを出すために親子クレーンサルカンなどの金属パーツを使用すると仕掛けが重くなったり、感度が鈍ることが考えられるので、極力パーツを使用せずエダス結びで対応することがおススメです。
今回は、バチコンサブタックルのイカメタル用タックルを使用する想定です。
イカメタル用乗せ調子でパワーがULで穂先がソリッドなのでゼロテンションステイでのホールドがやり易く、波による上下も程よく吸収してくれます。ロッドの長さは191cmで長すぎず短すぎず、2本バリのダウンショットリグにはちょうど良いと思います。リールは2500番でPE0.6号を200m巻くだけのラインキャパがあります。逆ダンではPE0.4号を使うことがほとんどですが、2本バリなので強度を重視してPE0.5号にしています。


PEライン一択です。ダウンショットリグ2本バリのため、PE0.5号を使用します。
Si3でコーティングの恩恵を期待しての選択です。

PEラインとリーダーラインの結束はガイド抜けがよいようにとFGノットにしています。
編み込み回数は21回、ノット保護のハーフヒッチは9回、ガイド抜け時のノット保護のハーフヒッチは9回
リーダーには、フロロカーボンライン 2.5号(10lb)を使用しています。
長さは、仕掛けは別に接続するので30cmくらいで先端をチチワ結びでわっかを作ってあります。

仕掛けの幹糸は、PEラインと直結したリーダーラインと同じ2.5号を使用。
幹糸の長さは約2m、リーダーラインとループトゥループで結束するため片端はチチワ結びでわっかを作成。
反対側にはローリングサルカンをパローマノットで接続。
ボトム(シンカー側)から1mと1.6mに編み付けトリプルでエダスを作成。
3か所のハーフヒッチはそれぞれ15回くらい(約1cm)。
ハリスと添え糸は、1.75号を使用。


ジグヘッドは、エダス1(1m)にはレンジシュートフックSサイズをエダス2(1.6m)にはレンジシュートフックMサイズをそれぞれ完全結びで結束。


ローリングサルカンには日本製 クイックスナップ 1 (約20mm)を使用しています。

太田屋さんではMAX25号です。
15号~25号を常備しています。

18号開始で様子見ればよいかと思っています。
ダウンショットリグ 2本バリ完成図(Created with 魚速タックルDB)



和歌山 紀淡海峡 白墨丸のデイバチコンアジングです。
LTアジ乗合船ではなくアジコン便(アジにコンタクトする独自釣法)です。
エコギア・プロスタッフ 秋山智一さんと三谷和之さんです。
ドテラ流しで仕掛けはダウンショットリグです。
東京湾内湾よりも水深があるエリアなのでシンカーは30号以上が必要でラインも太目です。
ロッドも硬め。
東京湾内湾のLTアジ乗合船に便乗するスタイルとはかなりことなりますが、ダウンショットリグ2本バリ仕掛けの参考にしてください。

逆ダウンショットリグ(逆ダン)
バチコンアジングで人気なのは「逆ダウンショットリグ」です。
「逆ダウンショットリグ」を略して逆ダンといいます。
逆ダウンショットリグは、リーダー(幹糸)をジグヘッド(またはジグヘッド接続用のスナップ)に接続します。
リーダーに捨て糸をハーフヒッチで編込むことで結び目が移動できますので、ハリスの長さが調整可能になります。
捨て糸のもう片方にオモリまたはオモリ取り付け用のローリングサルカンを接続します。
捨て糸の長さを魚のいるタナの長さにあわせることで一定のレンジを攻略できます。

逆ダンは、捨て糸の結束部は編込んでいるだけで移動が可能なためハリスの長さは自由に調整できます。
また、捨て糸の長さは、魚のいるタナにあわせるように捨て糸の長さを短くしたり長くして調整します。
ダウンショットリグにくらべ容易に捨て糸だけを交換できるのでタナの調整も容易なほうです。
逆ダン仕掛けがシンプルイズベストです。
しかし、ヒットパターンがつかめていないときにはいろいろと変える要素があって迷いの沼に陥りやすいのでサーチ用には向きません。
慣れているアングラーであれば経験から今日のヒットパターンをビシっと決めれるもしくはアジャストしていけるでしょう。
逆ダウンショットリグ(自作)
バチコンアジングの主となる仕掛けです。使用するタックルはバチコン専用タックルを想定しています。
バチコンアジング専用タックルです。ロッドは高弾性ロッドの掛け調子です。
長さが2.06mで長めですが、長くて扱いにくい印象はありません。
リールはルビアスにPE0.4号を巻いていますが、ギガアジ狙いにはリールをワンサイズ大きくしてもよかったかと思いましたが、軽さの恩恵は絶大です。強風など悪コンディションでもアジのあたりを感じることができます。逆ダン仕掛けでギガサイズに挑戦です。


ダイワ UVF PEデュラセンサー×8+Si² 5C 200m 0.4号です。
マルチカラーにしてあるので、水深やタナなどの距離はおおよそですが把握できます。

PEラインとリーダーラインの結束はガイド抜けがよいようにとFGノットにしています。
編み込み回数は21回、ノット保護のハーフヒッチは9回、ガイド抜け時のノット保護のハーフヒッチは9回
リーダーの長さ次第でガイドを通るか通らないかになります。
高弾性ロッドの穂先なのでノットの結束位置はちょっと神経質になってしまいます。
リーダーには、フロロカーボンライン 2号(8lb)を使用します。
シーガーグランドマックスを使用していましたがヨレが治らなかったので最近はしなやかタイプのグランドマックスFXを使用することが多いです。

長さは1.5mにしました。
土肥富 レンジシュートフック Mサイズです。
いろいろとジグヘッドを試しましたが最近はレンジシュートフックにタングステンビーズ0.2g/0.3gを接着して使用しています。

リーダーラインとの結束は完全結びです。
捨て糸は、フロロカーボンライン 1.5号(6lb)です。
長さは1ヒロ前後です。

シーズンや日時や天候によって捨て糸の長さは変えます。
捨て糸に0.8号(3lb)を使用しているとハーフヒッチの編込み部を移動時に切断することが多かったので1号以上を使用するようにしています。
リーダーに捨て糸をハーフヒッチで編込みます。
編込み方はいろいろ諸説ありますが、交互に編込んでいます。
編込み向きはロッドの方向へそして捨て糸とリーダーラインを束ねて編込みます。
(渡邉長士さんの方法、動画解説あり)
編込みは5回~7回くらいです。
〆込みすぎると移動できなくなるし、緩すぎるとシンカーの重さがかかっただけでズレます。
ちょうどよい締め込み具合はトライアンドエラーを繰り返すことでマスターできます。
編込んだあとの端糸は1cmほど残しておくと緩んだ時の締め付けで使えます。
いろんな方法を試してみて渡邉長士さんの方法が重いシンカーを投入時や魚のバイトがあったときにもズレにくいように感じました。
ローリングサルカンには日本製 クイックスナップ 1 (約20mm)を使用しています。

あまり神経質になる必要もありませんが、高価なシンカー(タングステン素材やロケット型)を使用時にシンカーだけ抜けてロストしたことがあるので、現在はこのローリングサルカンを使用しています。
慣れると取り付け取り外しが楽です。
太田屋さんではMAX25号です。
15号~25号を常備しています。

逆ダンでは15号開始で様子見ればよいかと思っています。
最近では鉛六角オモリ18号を使うことが多いです。
逆ダン仕掛け完成図(Created with 魚速タックルDB)


逆ダンの仕掛けの作り方が解説されています。そのほか、ワームサイズやカラー選び、アクションなどの解説がありますので参考にしてください。動画は千葉県木更津です。
天秤仕掛け(食い渋りの日)
天秤仕掛けは中オモリの仕掛けです。

村上晴彦さんが考案した「伊勢天秤仕掛け」の派生版が人気です。
もとはフリーキャロライナリグですが、オモリが中間にあるためキャストや水中を沈下する際にオモリが先行しラインがVの字になるためフックがリーダーラインに絡んでしまいます。仕掛けが絡まないように対策されているのが「伊勢天秤仕掛け」です。ポイントは幹糸がオモリを支点にV字になりにくいように硬めのパイプを使用しています。

天秤仕掛け(自作)
そのつど魚のいるであろうタナを狙ってオモリを沈め、ハリスを長めにとれば水中をフワフワと漂わせることもできます。潮の流れがないとき、アジが口を使いにくいときなど強いアピールを好まないようなシチュエーションで釣果が期待できる仕掛けです。
オモリの上の幹糸にエダスをつければ2本バリにもできます。(動画あり)
自作では天秤仕掛けのみの1本バリです。
ティップリーダーの素材や長さ、ジグヘッドのヘッドの重さを色々変えて誘いのアクションに変化をつけることができます。
リーダーにパイプを通し、パイプにサルカンを通してオモリを接続します。
こうすることで、魚が食いついたときにオモリの重さの影響を軽減できます。
また、パイプはオモリが沈むときにラインがV字になって絡まないようにしているので、オモリの重さで曲がりすぎないようにパイプの硬さも重要です。
口を使ってくれるアジのいるレンジもわからないような渋々コンディションでの出番を想定しています。
イカメタルタックルでも可能ですが、タイラバ用ベイトタックルでICカウンターを使えると便利かなと考えてみました。
タイラバ用ベイトタックルです。
ICカウンターがあるので正確なレンジがわかります。
ロッドがフルソリッドロッドでもっさり感がしますが、穂先が柔らかいほうなので波の上下には追随しやすいです。


UVF PEデュラセンサーx8EX+Si3 5c 0.5号-200mを使用します。

PEラインとリーダーラインの結束はガイド抜けがよいようにとFGノットにしています。
編み込み回数は21回、ノット保護のハーフヒッチは9回、ガイド抜け時のノット保護のハーフヒッチは9回
リーダーには、エステルライン 2号を使用します。

長さは30cmにしました。天秤仕掛けのチチワ結びのループトゥループで接続しますので、リーダーの先端にもチチワ結びでわっかを作っておきます。
最初は、マグバイト MBA17L バチコン「テンビン」リーダー ロングを使用します。
全長130cm(60cm+ハリス70cm 3号)、オリジナルソフトテンビンが欲しくて購入しました。
いずれ、ラインの長さは調整して変更予定です。
太田屋さんではMAX25号です。
15号~25号を常備しています。

15号開始で様子見ればよいかと思っています。
水中姿勢が安定しているヌケガケロケットのほうがよいかもです。
天秤仕掛け完成図



村上晴彦さんが東京湾乗合船に便乗するバチコンアジングに初挑戦した動画です。
issei 海太郎 バチコン仕掛け(TYPE0/1/2,移動式)、バルキースパテラ2.5インチなどが販売される前の動画です。




