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東京湾バチコンアジング 2023.3.20 [ボウズ逃れの課題は波による高低差とタナの合わせをどうするのか?]

20230320 バチコンアジング

今年初のバチコンアジングです。
昨年は最後にいい思いをさせていただきました。
今年もよい年になればと期待して出発です。

目次
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タックル

ロッド

ダイワ エメラルダス MX イカメタル N63ULS-S

リールとライン

ダイワ 18 月下美人 MX LT2000S-P

UVF PEデュラセンサー×8+Si² 5C 200m 0.4号

万が一に備えて予備のリールを持っていきました。

ダイワ 18 レガリスLT2000S-XH

YGK エックスブレイド アップグレードX8 ペンタグラム 200m 0.4号

仕掛け

逆ダン仕掛け

ダウンショットリグ&逆ダウンショットリグ

リーダーフロロライン

KGC シーガー グランドマックスFX 2号

ダイワ フロロショックリーダーX 7lb

オモリ

第一精工 パックオモリ 六角 18号 67.5g
第一精工 パックオモリ 六角 18号 67.5g

ルアー

ナインスナップは「ノット部がタテアイとなるためルアーの動きをスポイルしない」特長があり、ジグヘッドとワームを自然に漂わせることができます。
タフタイプ(引張強度5.0kg)を使用することでメガアジ、ギガアジに問題なく対応できます。

20230320 バチコンアジング

船べりに使用する工具やワーム類をすべて出しておきました。

当日のタイムテーブル

以下は当日のおおよその流れです。
11:05 酔い止め服用
11:12 家を出発
11:30 太田屋に到着
11:35 記帳、料金支払い、救命胴衣レンタル
12:00 午後アジ船に乗船-釣り座は右舷ミヨシ側
12:05 出船
12:40 ポイント到着
3か所ほど移動
15:00 オニカサゴゲット
15:30 納竿
16:00 到着
16:30 帰宅
17:00 片付け
18:15 魚捌き完了

20230320 バチコンアジング

詳細

午前11時に家を出発

今回は普段履きなれている靴で出発です。
船用ブーツは現地で履き替えます。
荷物にはなりますが短時間なので全く問題ありません。

受付

いつも通りに受付です。
ポイントカードを忘れないように提示します。
今回で6回目の太田屋さんです。
前から気になっていたロッドの持ち込み可能本数についてお尋ねしました。
「空いていれば2本持ち込み可能」という回答でした。
ベイトタックルも欲しいのですが、とりあえず次回は掛け用タックルを持ってくることにします。

釣り座は右舷ミヨシ

午前アジは多くの方が乗船されていました。
午前アジから延長戦の方も含め、午後アジはコマセ5人、バチコン2人で出船しました。
バチコンは右舷と左舷に分かれました。
私は、ミヨシの右舷に位置しました。

福浦付近

福浦が遠くに見えます。
水深30mくらい、タナは3mです。
エサ釣りの方はぼちぼち連れていますが、全くあたりなし。

幸浦付近

幸浦が遠くに見えます。
ここも水深30mくらい、タナは3mです。
すでにいた仁丸さんがそろそろ帰るようです。
全くあたりなし。

南本牧埠頭

南本牧埠頭のすぐそばです。
作業員の方が作業しているのがはっきりわかる距離です。
すでにいた三喜丸さんがそろそろ帰るようです。
陸が近いと船の移動がわかるので仕掛けを落とすタイミング上げるタイミングが分かりやすいです。
オマツリ回避ができます。
全くあたりなし。
この場所は、根岸港に入港する船の航路なので通過のたびに波がきて船が大きく揺れるので注意が必要です。

全くあたりなし

アクションを変えたり、ワームを変えたり、ジグヘッドを変えたり、エダスの長さを変えたり、捨て糸の長さを少し調整しますが、全くあたりはありません。沈黙が継続です。

オニカサゴゲット

魚のいる層にワームが落とせていないのが明らかです。
捨て糸の長さで調整し仕掛けをそのたびに結びなおしていると時間ばかりかかるので、1mほど上に巻き上げてみました。
その途中にヒットして、25cmくらいのオニカサゴをゲットです。
カサゴと違ってオニカサゴは鰭に毒があります。
簡単な見分け方はオニカサゴは少し体色が赤いというかピンクというかなのですぐにわかります。
フォーセップを使ってとりあえずお土産にキープです。

服装

アウターバートル 7610
ユニクロ 439575 ポケッタブル UVカットパーカー(3Dカット) 69NAVY XL
(予備)
トップスユニクロ フリースフルジップジャケット(長袖)
パンツバートル 7612
インナーユニクロ ヒートテックエクストラウォームクルーネックT(9分袖・極暖)
グッズ帽子:ダイワ DC-94008 吸水速乾六方型キャップ ブラック フリー
サングラス:ダイワ DN-8921 偏光グラス グレー シルバーミラー
シューズ:デッキブーツ DB-1411

釣果

太田屋 20230320

外道のオニカサゴ25cm弱が1匹のみでした。
となりの常連の方から釣ったすべてのアジ19匹をいただきました。

ありがとうございました。

アフターフィッシング

19匹のアジとオニカサゴを捌きます。
作業内容の基本はいつもと同じです。

  1. ウロコ引き
  2. ゼイゴを削ぐ
  3. 頭を落とす
  4. 内臓を取り除く
  5. キレイに水洗い
  6. 水分を拭き取る

アジのサイズは、20cm前後、25cm前後、30cm弱とかなりばらばらだったのでサイズごとに分け冷凍しました。

当日は焼き

30cm弱のアジ4匹はグリルオーブンに入るサイズに頭や尻尾を取り除き内臓を取り除くまで処理をして塩焼きにしました。
後日、4匹を同じく塩焼きで美味しく頂きました。

翌日は刺身

オニカサゴと25cmくらいのアジ2匹を刺身用に冷蔵保存しました。

南蛮漬け

20cm弱の5匹を南蛮漬けで美味しく頂きました。

フライ

25cm前後のアジ4匹はフライで美味しく頂きました。

考察

アジは一匹も釣れず、あたりもなしでした。
原因はなになのか?いろいろ考えてみました。

波が高くてボトムステイができない

波の影響で船が大きく揺れると仕掛けが上下に大きく動きます。
ボトムステイでアジのアタリを待ちますが、上下に0.5mくらいの幅で揺れるので仕掛けを一定の高さでキープできません。

ボトムで糸を緩めているとオモリが根がかりしてしまいました。
今回は一旦ラインを緩めることで簡単に外すことができラインブレイクを回避できました。

タナが2m以外のときの対応

魚がいる層にエサ釣りの方のコマセが入りその煙幕で活性があがり、それと同じレンジにワームがあればアジが釣れるはずです。今回、全くアタリもなくアジが釣れなかったのはアジがいる層にワームがなかったためだと思います。それではどういう時にどしていけばよいのか?その辺を考えていきたいと思います。

普段は水深20m前後でタナは2mなので、捨て糸は1.5mにセッティングしています。
なぜ捨て糸を1.5mにしているのかの理由は次のとおりです。

タナ指示2mの場合
このタナ指示の2mはビシカゴの位置です。
コマセを撒く水深はこの2mではありません。
ビシカゴの下の付けエサのハリがある水深でコマセを撒く必要があります。
このハリの位置は仕掛けの長さと潮の流れの影響で変わります。
船宿で販売している東京湾LTアジの仕掛けは2mです
仕掛けは潮で流される分、2mの仕掛けはビシカゴの下、約0.5m~1mになると考えられます。
もちろん実際にはその時の潮の影響で変化します。
しかし、魚がいる層はある程度の幅があるのでこれくらいの概算で問題ないはずです。
そのため、コマセはタナ指示の0.5m~1m深い位置でシャクリる必要があります。
実際の操作は以下になります。

1⃣ 着底
2⃣ 底から1m~1.5mを巻き上げ
3⃣ コマセを撒く(シャクリ)
4⃣ さらに0.5m~1mを巻き上げ(底から2m)
これで、コマセを撒いた範囲に付けエサのハリがセットされます。
2回コマセを撒くのであれば、1mと1.5mくらいで撒くとよいでしょう。

これがLTアジのコマセ釣りの基本操作です。

ここで注意が必要なのは、潮の影響を受けるのは仕掛けだけではなくビシカゴも潮で流される点です。
さきほどの底から巻き上げる量は、潮の影響がない場合の話です。
実際には潮の影響を受けてビシカゴは斜めになるため、底から1m上まで巻き上げるには糸をどれだけ巻けばよいのか?となります。この計算には三平方の定理が利用できます。

ビシカゴの最終的な位置がタナ指示の水深です。
ビシカゴの位置より下位に仕掛けの付けエサのハリがあるので、大体その位置になるようにビシカゴの中のコマセを撒きます。巻くためにはシャクリを行います。
このとき、潮の流れの強弱でビシカゴが流されラインが斜めに傾きます。
傾き加減で巻き取る糸の量が変わります。
どの程度変わるのか?
傾きの角度をそれぞれ15°、30°、45°として、ラインの巻き上げ量をざっくりと算出しました。

三平方の定理でざっくり計算します。
15°の時、1.03倍
30°の時、1.16倍
45°の時、1.41倍
糸を巻き上げる必要があります。

以下の表に水深0.5m~3m巻き上げるために必要なラインの巻取り量をまとめました。

水深15°時のラインの巻き上げ量30°時のラインの巻き上げ量45°時のラインの巻き上げ量
0.5m0.52m0.58m0.7m
1.0m1.03m1.16m1.41m
1.5m1.55m1.73m2.12m
2.0m2.07m2.31m2.83m
2.5m2.59m2.89m3.54m
3.0m3.10m3.47m4.24m
潮の影響による実際の糸の巻取り量

15°程度なら誤差として無視できそうな数値です。
30°でも無視できそうですが3mの場合は50cmくらい差があるので影響がありそうです。
45°では、1mでも50cmほど差があるので2mや3mの場合は無視できません。

距離が長くなるほどラインの傾きは無視できなくなります。

タナ指示が3mの場合
餌釣りの基本操作です。
1⃣ 着底
2⃣ 底から2m~2.5mを巻き上げ
3⃣ コマセを撒く(シャクリ)
4⃣ さらに0.5m~1mを巻き上げ(底から3m)
実際のラインの巻取り量は上の表を参考にします。
着底後、2.07m~3.54mのラインを巻き上げてシャクリ、さらに、0.52m~1.41mのラインを巻き上げるとビシカゴが底から3mです。

バチコンの場合

オモリが着底した状態をキープするのでオモリによって固定された状態です。
それに対して船とその船に乗っている人が流されて移動してしまうのでラインが傾きます。

タナ指示逆ダン仕掛けの捨て糸の長さ
2.0m1m~2.1m (中心値 1.55m)
3.0m2.1m~3.5m (中心値 2.8m)

タナ2m指示の場合、1.03m~2.12m(中心値1.57m)の長さにすればワームがコマセの煙幕と同じ層の範囲に入ります。これが理由で捨て糸の長さは1.5m(1ヒロ弱)くらいにしています。

バチコンの場合、着底できるオモリを使用していれば、潮の速さ云々よりも船がどれだけ流されたかでラインの傾きが変わります。仮に着底時にまっすぐ垂直の状態であっても、船が潮で流されると仕掛けは斜めになります。
また、船が位置を戻すために前進するとその分だけ、仕掛けが傾きます。
バチコンの場合は着底後に船が移動した距離で傾きが変化します。

船の流し方は3種類ほどあるといわれています。
LTアジ乗合船での船の流し方は、前進のON/OFFだけで舵取りはほとんど必要がないスパンカー流しが多いです。
スパンカー流しはスパンカーを張ることで風をスパンカーで受けて船は常に風上を向くようになります。
風と潮の流れで流された分を前進のON/OFFで調整してポイントをキープします。
この流し方の場合、船の状態は流されている状態(OFF状態)前進している状態(ON状態)があります。

船が流させる方向は風や潮の流れの影響を受けます。
スパンカー流しでは船首を風上に向けますが、潮の流れの向きは風向きと同じとは限りません。
船の流れる方向は、風と潮の影響で変化します

船が流されているOFF状態に仕掛けを落とし、仮に2m流された場所に着底したとしても、その後、時間の経過で船が流されるとラインは垂直になりさらに逆側に傾き始めます。ラインの傾きは最小になると思います。
一方、船が前進する直前や前進している途中に仕掛けを落とすと、2m流された場所に着底したとして、その後、船が前進すると前進した分流されたのと同じことになります。仮に船が5m前進すれば7m後ろに着底していることになります。ラインの傾きは最大になる可能性があります。
このとき、LTアジの場合は、水中にビシカゴが浮いた状態なので船の前進と一緒に仕掛けも前に進みます。
前進中は流れに逆らってビシカゴが移動することになるので多少は傾きが増しますが、船が停止すればその傾きは軽減します。バチコンでも仕掛けを天秤仕掛けにしている場合や着底させていない場合はLTアジと同じです。

一例として、水深30mで8m流されると糸は34m出ている計算になります。
太田屋さんの船は全長19mです。
バチコンで釣り座がミヨシの場合、8m後方へ着底していると胴の間の先くらいの位置になります。

船が前進前の状態に仕掛けを落とすと、胴の間やトモのLTアジの方の仕掛けとオマツリする確率が高くなります。

海上ではブイなどの固定された物がないと船が移動しているかどうかはわかりにくく、岸の近くの場合であれば船がどの方向にどの程度移動しているのかがわかります。今回、南本牧埠頭の陸地のすぐそばでは、今、流されている状態なのか前進している状態なのかがよくわかりました。5mくらいの範囲を移動していたように思います。

次は、2タックルを用意して捨て糸の長さによる反応を調査したいと思います。

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