先日購入したバチコンアジング専用ロッドのフラッグシップモデルの「ダイワ 24 月下美人 AIR AJING BOAT 69L-S」に、フリームスベースの18 月下美人 MX LT2000S-Pを組み合わせる予定でしたが、ちょうどルビアス誕生から20年目の、6代目ルビアスが誕生したので購入することにしました。
ダイワ 24 ルビアス LT2000S-P
24 ルビアスは2024年8月に発売になりました。
ルビアス LT2000S-Pの特徴は以下の通りです。
- LT AIRDRIVE DESIGN ZAION MQ BODY MAGSEALED TOUGH DIGIGEAR ATD TYPE-L LC-ABS
- ストッパーレスボディ
- パーフェクトラインストッパー
- 9BB搭載
- シャワー洗浄可能
- 自重 145g
- ギヤ比 4.9
- 最大トルク力 5kg
- メーカー希望本体価格 46,700(税抜)
アジング・メバリングには2000番台、エギングには2500番台、タイラバにはPCモデルの2500番と3000番がおすすめです。
AIRDRIVE DESGIN
AIRDRIVE DESGINはダイワの2023年以降のハイエンドクラスからミドルロウクラスのスピニングリールに採用されています。ただし、AIRDRIVE DESGINは4つのテクノロジの総称でそのすべてが搭載されているのがハイエンドクラスのみです。ミドルクラスは、AIRDRIVE SHAFTが非搭載やAIRDRIVE ROTOR、AIRDRIVE BAILの2つを搭載のみいう機種もあります。AIRDRIVE DESGINの表記があるからと言って4つすべてが搭載されているとは限りませんので注意が必要です。
AIRDRIVE DESGINを構成する4つのテクノロジ
- AIRDIRVE BAIL
- AIRDIRVE SPOOL
- AIRDIRVE SHAFT(ハイエンドクラスのみ)
- AIRDIRVE ROTOR
AIRDRIVE SHAFTはハイエンドクラスのみに搭載されています。
その理由は、エアドライブシャフト搭載モデルの説明からわかるようにピニオンギアの両端をボールベアリングで支持するため、ボールベアリングが2個追加になります。さらにこのボールベアリングをMAG SEALED化していると価格はアップします。
エアドライブシャフト搭載モデル
引用元:AIRDRIVE DESGIN Story #5 AIRDRIVE SHAFT
メインシャフトをカラーで支持し、ピニオンと非接触にすることで、摩擦抵抗をゼロに。この構造自体は、従来のリニアシャフトと同様だが、エアドライブシャフトでは、そのカラーをより高精度化。これにより、滑らかで静寂な回転性能を実現するとともに、ピニオンの両端をボールベアリングで支持。これにより、パワフルな巻き取り性能を可能にした。
他機種と比較する場合は電子カタログを参照すると便利です。
AIRDRIVE BAILで、シマノのリールと同じ様にベールを返すとパチッと音がするようになりました。
ただし、同じAIRDRIVE BAIL搭載機種であってもベールがワンピースか2ピースかあるようです。
ZAIONボディとZAIONローター
フラッグシップモデルや剛性、頑丈さを狙った機種はボディはマグネシウムやアルミなど金属で、ローターは軽さを優先してZAIONです。ルビアスはボディとローターともに同じ素材のZAIONである点が他の機種と異なります。
MONOCOQUE BODY
ミドルレンジクラス以上にMONOCOQUE BODYの機種があります。ミドルレンジクラスは、ZAION-VのボディにMONOCOQUE BODYの組み合わせですが、ルビアスはZAIONボディにMONOCOQUE BODYの組み合わせです。
モノコックボディの特長
- 大径サイズのドライブギアが搭載可能
- ねじれやたわみに強い
- ベイトリールに近い巻き上げ力
タフデジギア
スピニングリールは、ハンドル操作の回転によりドライブギアを直接回転します。
その回転をピニオンギアに伝達してローターを回転することでスプールに糸を巻く仕組みです。
スピニングリールが両軸リールに比べて巻きが弱い理由は、リール内部で力の方向が転換されているためです。その転換にドライブギアとピニオンギアが使われています。
ダイワのドライブギアは、デジギア、デジギアII、タフデジギアと進化しました。
タフデジギアによりデジギアIIの2倍の耐久性と強度を実現できます。
小型化による耐久性と強度の低下を抑えるためにそのタフデジギアのメリットが利用されています。
実際にデジギアIIのモデルと比較して耐久性と強度がどの程度変わったのかはサイズなどの設計により異なります。
ハイエンドクラスのマシンカットタフデジギアが優秀です。
カタログを見るとマシンカットタフデジギアには特殊表面処理と記載があるように、マシンカットは冷間鍛造などで高密度かつ高硬度のギアーを製造し、その後に表面を磨き上げていく処理を施しています。この差が、巻き心地や感度に大きな影響を及ぼしています。
ルビアスは超々ジュラルミン製マシンカットタフデジギアです。
PC LT2500-H、LT3000-H、PC LT3000-XH、LT4000-XH、LT5000D-CXHの5アイテムにはさらに特殊表面処理が施されています。これはハイギアモデルはギアへの負担が大きいための対策です。
LT、MQボディとタフデジギアの恩恵でリール本体の小型化(軽量化)、同じボディサイズでギアを大型化などが可能になってスーパーフィネス、フィネスカスタム、パワーカスタムなどのモデルが可能になっています。
MAG SEALED (ボディ)
MAG SEALED(ボデイ)、MAG SEALED(ラインローラ)、MAG SEALED(ボールベアリング)の3種類があります。
24 ルビアスはMAG SEALED(ボディ)のみです。
MAG SEALED部には注油は厳禁です。
ATD TYPE-L
主に、従来のATDよりも初動でドラグが動作するイメージです。魚へのストレスの軽減によりランディングまでが効率よくなる効果があるでしょう。
次の動画はバスフィッシングですが、ATD TYPE-Lの説明にはちょど良いと思います。
ATD TYPE-Lを体験したい場合は、23年モデル以降の機種を選択すれば簡単に手に入れることができます。
LC-ABS
大径と逆テーパー、そしてクロスラップの3つの機能でトラブルレスに貢献しています。
ABSIIでスプールエッジの形状も変え、飛距離とトラブル軽減をより高いレベルで実現
LC-ABSは、スプールの軽量化とあわせスプールリップ形状の見直しにより、約5%の飛距離アップを実現しました。
ロッドは先日かった「ダイワ 24 月下美人 AIR AJING BOAT 69L-S」です。
株式会社スポールプラネッツのサイトにあるパーツリストのWEB展開図が参考になります。
24 LUVIAS解説ムービー
メンテナンス
シャワー洗浄
使用後は真水によるシャワー洗浄
水没厳禁、お湯の使用は厳禁
注油
MAG SEALED箇所への注油は厳禁
水洗い後の作動箇所への注油は以下の3か所です
- ベール周り
- ラインローラー部
- ハンドルノブ
以下の動画が参考になります。
実際にMAG SEALED部に注油した場合にどうなってしまうのかの解説もあります。
24 ルビアスは、MAG SEALED(ボディ)ですのでボディとローターの隙間からの注油は厳禁です。
20 ルビアス
収納
ロッドに装着したままは良くないのでリールケースを購入しました。
ダイワ セミハードリールケース(A)
ベイトリールも収納できます。
小型リール(2000番、2500番、同軸150番)を収納しています。
スピニングリールはハンドルは外さないと収納できません。
仕切りはすべて自由に移動できますのでリールのサイズに合わせて調節できます。
前モデルとは異なりパーツ入れの個所が小部屋になったので小物しか入りません。
ケースサイズが20ℓライトクールバッグ、紅牙TB7000と同じなので、もしキャリーカートで持ち運ぶ際はバランスよく運べそうです。