ジグヘッドリグ単体用でなおかつ1g以下の軽量ルアーでもアクション出来るロッドということで2020年6月デビューした「20 月下美人 AJING 55UL-S」を購入しました。夕まずめの釣果も良くなり初アジゲットなど大満足でした。しかし、頻度の多いデイゲームではなかなか釣果があがりません。そこでプラグやメタルジグやダートタイプのジグヘッドをもっときびきびとアクション出来るようにとチューブラーティップのロッドが欲しくなり、取り寄せ注文をしていました。そして4月12日にようやくそのロッドを入手することができました。
ダイワ 月下美人 メバル 76L-T・N
製品情報 20 月下美人 メバル
76L-T・Nの特長は以下の通りです。
ダイワテクノロジーHVF
チューブラーティップ
全長2.29m
自重77g
適合ルアー0.5~8g
適合ナイロンライン 1.5~4lb
適合PEライン 0.15号~0.4号
価格 15,800(税抜)
チューブラーティップ
月下美人 AJING 74L-Sがアジングロッドのマルチな釣り用の乗せ重視のロッドで、20 月下美人 AJING 55UL-S・Rが軽いジグヘッドリグやメタルジグをきびきび動かすことのできるショートロッドの新モデルでルアーの重さやラインの太さ対象魚によって乗せや掛けの釣りができます。この新モデルアジングロッドの発売の約3か月後に今回購入した20 月下美人 メバル 76L-T・Nが発売されました。
このロッドはメバリングロッドになりますが、穂先がソリッドティップではなくチューブラーティップなのでどちらかというと掛けの釣り用で非常にゲーム性の高いロッドです。レングスは約7.6ftありますので、月下美人 AJING 74L-Sのようにマルチな釣りができることでしょう。
写真上が20 月下美人 AJING 55UL-S・R(MEGATOPソリッドティップ)、写真下が20 月下美人 メバル 76L-T・N(チューブラーティップ)
細さ以外に違いは見た目わかりません。
20 月下美人 メバル 76L-T・Nでは以下のようなルアーを使用することを想定しています。
- ダートタイプのジグヘッドリグとダート用のワーム
- マイクロミノーペンシル(大きいものでスミスCB70 DRIFT)
- マイクロメタルジグ
デイゲームで釣果を出すためにアクションを使って魚のスイッチを入れる釣りを成立させる
ガイドの穴が大きい
旧モデルや他社製のロッドと比べるとガイドの穴のサイズがワンサイズほど大きくなっています。
これにより飛距離が向上しています。
夜間や強風などコンディションの悪い中や老眼などでガイドが糸を通しにくかった方にはぜひこのロッドはおススメです。穴が大きくなったので糸を通すのも簡単になりました。ガイドの根本の隙間に通してしまうこともなくなりました。ちょっとしたことですが使用感に大きな差があります。
月下美人 AJING 74L-Sはガイド穴が小さいので、たまに使用すると時間ばかりかかりすごくやりにくかったです。20 月下美人 メバル 76L-T・Nは20 月下美人 AJING 55UL-S・Rと同じくガイドが大きくなったモデルなのでおススメです。
20 月下美人 AJING 55UL-S・Rと20 月下美人 メバル 76L-T・Nとの比較です。
レングスが異なるため20 月下美人 AJING 55UL-S・Rはガイド7個、20 月下美人 メバル 76L-T・Nはガイド8個です。
ティップ側からの比較では4番目はサイズが異なってしまいますが、ベリーの方から比較するとちょうどサイズが一致します。
PEラインなどでの飛距離アップだけでなく糸通しが楽になる
ルアー重量は0.5g~8gまで
8gまでのルアーを投げることができるのでメバル用プラグや5g程度のメタルジグを扱えるため、飛距離が増え探索範囲が広がり、ルアーの種類も豊富に扱えるのでいろいろな攻め方ができるようになるメリットがあります。月下美人 AJING 74L-Sで使おうと購入したルアーは、20 月下美人 AJING 55UL-S・Rでジグヘッドリグ単体がメインになり使わなくなっていました。
月下美人 AJING 74L-Sで・・・
うまくアクション出来ず釣果に恵まれなかったバイスライダー7g
綺麗なのに全くあたりがなかったクルセイダー 激アツソルト 4g/7g
評判はいいはずなのに全然だめだった月下美人 プリズナー CV 5.5g
結果が出せず月下美人 プリズナー CVとどっちがよいのか悩んだ月下美人 プリズナー 3g/5g/7g
かわいいルアーで期待値大だった月下美人 豆タン 2.0g
動画のようには釣れないジグパラマイクロ/ジグパラマイクロスリム/ジグパラマイクロスイム
全然釣れる感がなかったネコメタル 3g/5g
そんなルアーたちにチャンスがやってきました。
20 月下美人 メバル 76L-T・Nでどう変わるのか興味津々です。
使わなくなっていたメタルジグで再チャレンジ
適合ラインはPE0.15号~0.4号
ナイロンラインの場合は1.5lbから4lb、PEラインだと0.15号~0.4号なので、今持っているラインがそのまま使用できます。
所有ラインリスト
- サンライン Small Game PE-HG (0.4号 6lb 150m)
- ダイワ UVF 月下美人 ライン 月ノ響II+Si (0.3号 4.8lb 150m +75m)
- ダイワ UVF 月下美人 デュラセンサー+Si2 (0.15号 2.8lb 150m)
- サンライン 鯵の糸 エステル NightBlue (0.3号 1.5lb 240m)
- ダイワ 月下美人 TYPE-F 陽 (0.2号 1.5lb 150m)
メインラインはPE、フロロカーボン、エステルラインどれもダイワかサンラインを使用しています。合わないラインを使用していると飛距離がでませんし、思ったように思ったところへ飛びません。
通販サイトで人気のあるラインは他社製が多いですが、最悪は釣りが成立しなくなるので安物買いの銭失いにならないように注意が必要です。価格は他メーカーより高めですが信頼を買っていると考えて満足して使い続けています。
サインラインの240m巻きは便利
サンラインは他社製品より高く感じるかもしれませんが、その品質をみても納得です。また、他社製品より巻き量が多いものもあるのでそれほど割高ではありません。
なにより240m巻きは120mを2回、80mを3回、60mを4回など使い方のバリエーションが増え余裕をもってスプールにメインラインを巻くことが可能で安心です。
(ラインにマーカーがない場合は計測が必要です。)
スプールに正しい量のラインを巻くには下巻きはどのケースでも必要な作業です。
自分で巻く場合は、500m巻きのナイロンライン1号~2号程度を安価で入手しておけば下巻きに使えます。
使用するルアーの重さで飛距離が変わりますが、7フィート程度の竿で100m以上先に飛ばせる人はいないと思いますのでラインの長さは100mあれば十分です。
ライトゲームのジグヘッドリグ単体であれば、実際飛んでもは20m程度です。
糸切れや魚に走られた場合などの余裕をみても50mで足りるはずです。
10gくらいのメタルジグだと30mくらいは飛ぶでしょうから75mくらいあれば安心です。
150m巻きを50m3回で使用するのか?75m2回で使用するのか?150m1回で使用するのか?
の3通りが考えられます。どの場合も、スプールに正しい量のラインを巻かないとライントラブルや飛距離にも影響します。足りない分は下巻きといってナイロンラインなどを先に巻きます。
PEラインを使用するのであれば迷わず、サンライン Small Game PE-HGをおススメします。
私ならサイズの大きな魚体が釣れる可能性がある場合は0.4号、そうでないなら0.3号にします。
PEラインに不慣れな場合も0.4号にします。
0.3号より細いラインを使用する場合は、風が強い時に釣りが成立しなくなる可能性が高く、ナイロン、エステルやフロロカーボンラインの方がよいと思います。
メタルジグを使用する場合やキャストに不慣れな場合、エステルラインだと切れる心配がありますのでフロロラインが安心です。巻き替えるのは大変なので替えスプールを用意して別のラインを準備しておけばベストです。
リーダーが必要
PEラインやエステルラインを使用する場合はショックリーダー(単にリーダーと呼びます)を接続する必要があります。名称の通りラインへの衝撃を吸収または和らげ切断してしまわないようにするためのものです。リーダーがない方が感度はよくなるでしょうが、キャストするたびに魚がヒットするたびにラインがブツブツと切れていたのではやってられません。フロロカーボンを使用する場合でも極端に細いラインを使用する場合はそれより太目のリーダーを使用することで根掛や魚の取り込み時に岩などで擦り切れてしまうのを防止することもできます。魚の歯や魚体(鱗やヒレなど)で切断してしまう場合にも効果があります。長さは30cm~80cmくらいで仕掛けや魚種や場所により調節します。ライトゲームだと2lbか3lbと5lbか6lbの2種類(1号以下を1種類と1.5号前後を1種類)ほど用意していれば安心です。
ラインはナイロンかフロロカーボンがおススメ
ラインが切断する箇所は一番弱いところ弱くなったところです。
メインラインやリーダーには強度が記載されています。
またそれぞれを結線するときの結線方法(ノット)でも強度が変わります。
さらに、使用しているうちに障害物などで擦れてラインにダメージがあると本来の強度以下になります。その一番弱いところに合わせてリールのドラグ調整をすれば理論上は切れることはないはずです。どの結び方でもそのものの強度以上には絶対になりません。公表されている結線強度は正確に結んだ場合の数値ですので、不慣れな方の場合はさらに数値は悪くなる傾向があります。
いろいろ考慮すると、経験が浅く不慣れな方には結線の個所が少なくて済む、ナイロンラインやフロロカーボンラインがトラブルが少なくおススメという結論に至ります。
高価なリールにあるような高性能なドラグ機構がなくても簡単には切れにくいのもナイロンラインやフロロカーボンラインだと思います。
PEラインを主に機会があればフロロラインやナイロンラインを試してみたい
リールは18 月下美人 MX LT1000S-P
先ほどラインの話をしましたが、それぞれのラインはすでにスプールに巻いてあります。
ライトゲーム用にダイワ 18 月下美人 MX LT1000S-Pとレガリス LT2000S-XHの2機を用意しています。
リール本体 | 替えスプール | ライン |
---|---|---|
ダイワ 18 月下美人 MX LT1000S-P | LT1000S-P | ダイワ UVF 月下美人 デュラセンサー+Si2 (0.15号 2.8lb 150m) |
サンライン 鯵の糸 エステル NightBlue (0.3号 1.5lb 120m) | ||
ダイワ 18 レガリス LT2000S-XH | LT1000S | ダイワ 月下美人 TYPE-F 陽 (0.2号 1.5lb 150m) |
LT2000S-XH | ダイワ UVF 月下美人 月ノ響II+Si (0.3号 4.8lb 150m +75m) | |
LT2000S-XH | サンライン Small Game PE-HG (0.4号 6lb 150m) |
18 月下美人 MXの替えスプール1個の値段でレガリスの替えスプールが2個余裕で買える程度の価格差があります。1000番には2000番のスプールが、2000番には1000番のスプールが使用可能なので、レガリスの様に1000番と2000番の使い分けが可能です。18 月下美人 MXでも2000番の替えスプールにしようか悩みましたが、必要ないと判断して同じ1000番にしました。
グリップからグリップエンド間は赤
グリップからグリップエンドまでの色がアジングロッドは黒でメバリングロッドは赤になっています。
写真上が20 月下美人 AJING 55UL-S・R、写真下が20 月下美人 メバル 76L-T・N
カッコよく釣る。見た目も重要だと思っています。
月下美人には月下美人がよく合うのは当然ですが、それなりの価格がしますので購入前は非常に悩みました。
しかし、手に入れると買ってよかったと思えます。
写真左は20 月下美人 メバル 76L-T・Nと18 月下美人 MX LT1000S-P、写真右は20 月下美人 メバル 76L-T・Nと18 レガリス LT2000S-XH
写真左は20 月下美人 AJING 55UL-S・Rと18 月下美人 MX LT1000S-P、写真右は20 月下美人 AJING 55UL-S・Rと18 レガリス LT2000S-XH
月下美人には月下美人。リールは18 月下美人 MXがよく似合う。
月下美人 AJING 74L-Sを処分
今回購入した20 月下美人 メバル 76L-T・Nがあれば、月下美人 AJING 74L-Sの出番はないだろうということで近くの釣具店へ下取りに出してきました。
使用回数は少ないのですが、やっぱりグリップとかリアエンドのウレタンの部分が汚れや劣化でどうしようもないと思います。
下取り査定はCランク、¥1200でした。
ポイントだと¥1500分くらいになりました。20 月下美人 メバル 76L-T・Nの購入の足しにしました。
2021年4月12日の価格では¥9,959(税抜き)でした。税金10%に1560円分のポイントを使用して¥9,389で購入できました。
いろいろあって下取りの手続きのために店舗まで3往復することに、対人販売にはそれはそれで良さがあるのですが、それが感じられなくなるとインターネット販売だけでよいのではないかと思えます。
コロナ禍でお店も大変だろうから損得ではなく地元にある店舗を利用するようにしていますが、今回はちょっと疲れました。