今日の「勝ちパターン」要約
本日の攻略における最適解は、「潮止まりにおける捨て糸(シンカーライン)延長によるレンジアジャスト」と「透過率を軸にしたケイテック・イージーシャイカーのローテーション」にありました。
小潮、水温10℃前後という低活性な状況下、序盤はサーチベイトに反応がない厳しい立ち上がりでしたが、周囲の釣果データ(竿頭61匹)を冷静に分析し、潮の動きに応じたリグの物理的寸法変更を行うことで、再現性のあるコンタクトを導き出すことができました。
【防寒・快適対策】集中力を切らさないウェア戦略
エンジニアにとって「動作環境」の安定がシステム稼働率を高めるように、アングラーにとっての「体温管理」は、情報の解像度(=アタリの感知能力)に直結します。
本日の環境データ
- 天候: 曇りのち晴れ
- 風・波: 北風・穏やか
- 水温: 10℃前後(厳冬期設定)
レイヤリング・ログ(温度維持システム)
- アウター: バートル 7610 / 7212(防風・耐水)
- ミッド: バートル 3214(ヒーターベスト) + TC500(電熱)
- ベース: おたふく手袋 JW-256 / 251(蓄熱ボア)
- シューズ:ダイワ DB-1411改
シューズはダイワ DB-1411改であとは親指のみとかなり改善できました。
厳冬期の海上では、体感温度は氷点下に達します。特にバートル 3214 ヒーターベストは、寒さによる筋肉の硬直を防ぎ、繊細な「ライン送り込み」操作の精度を維持してくれました。
戦略的タックル選定
本日のメインシステムは、感度の最大化と操作の軽量化を両立させた構成です。
- ロッド:24 月下美人 AIR AJING BOAT 69L-S
- 25号の重いオモリを背負いつつ、微細な吸い込みを視覚化するメガトップが不可欠。
- リール:24 ルビアス LT2000S-P
- PE0.4号という極細ラインの挙動を精密に制御。エアドライブデザインによる低慣性な巻き出しが「送り込み」で威力を発揮。

上の仕掛け図は基本イメージです。今回は以下の点を変更しています。
- メインライン:ダイワ UVF PEデュラセンサー×8+Si² 5c 200m 0.4号
- シンカーライン:山豊テグス Fighter 1.5号 1.5m(or 2m)
- シンカー:一誠 海太郎 ヌケガケロケット ステルス 25号(レッド)





実釣レポート:仮説と検証
1. 序盤の課題:サーチベイトへの無反応
当初、アピール力の高い「ペケリング VC生オキアミグロークラッシュ」でレンジを探るも反応なし。低水温による活性低下と仮定し、より微波動なイージーシャイカー(ワカサギ)へシフト。ボトムでラインを緩める「送り込み」で、ようやく25cmの良型を確保しました。
2. 潮止まりの試行錯誤:セッティングの変更
6匹ゲットしたあとはこれまでのことが嘘のようにまったくあたりがなし。8時30分ごろから約1時間、完全にアタリが停止。潮が動かずワームがボトムに張り付いていると判断し、様子見を兼ねてリグの物理構造を変更しました。
- 変更点: シンカーライン(捨て糸)を150cmから200cmへ延長。
- 結果: ワームの漂うレンジが広がり、370 クリアーシルバーグローで3連続ヒット。
ラインの片端をチチワ結び、もう片端にはクイックスナップ1を接続したシンカーライン(延長用)を使用。これは事前に長さ50cm、80cm、1m、1.2mの計4種類を準備済み。
3. 正解の発見:潮の動きに連動した再アジャスト
潮が動き出したタイミングで、再び捨て糸を150cmに戻し、ワームをワカサギへ。状況変化への「逆行」を避ける調整により、さらに4匹を追加。11時の納竿まで拾い続けることができました。
今日はCase1のワームが活躍しました。

4.ワームサイズは2.5インチ以下2インチが最適?
ケイテック イーサネット 370 クリアーシルバーグロー 2.5インチを同色の3.5インチにしてみましたが反応なし。
3インチの416 シルバーフラッシュミノーも反応なし。2.5インチ以下のワームが良かったのかもしれません。
たとえばレイン アジアダー 2インチであれば爆釣した可能性があります。
周囲の釣果データ(定量分析)
当日の船中状況を整理します。
- 自らの釣果: 18匹
- 竿頭(胴の間・バチコン): 61匹
- エサ釣り(トモ): 56匹
- 他のバチコン勢(左舷ミヨシ・胴の間): 30匹超
分析: 竿頭の方との「43匹の差」は、パターンの特定速度と手返しにあります。特に潮が動いている時間帯の連発力が課題として浮き彫りになりました。
本日の釣果ギャラリー

マアジ 18匹
小アジ 3匹(20cm以下)
中アジ 15匹(20cm~30cm) MAX26cm
【今日のMVP】爆釣ワーム・ランキング
今日の状況を打破したワームを、釣れた数でランク付けしました。
| 順位 | ワーム名 | カラー | 攻略のロジック |
| MVP | イージーシャイカー 2.5 | 370 クリアシルバーG | 太陽光に連動。乱反射でプランクトンを演出。 |
| 準優勝 | イージーシャイカー 2.5 | 412 ワカサギ | ナチュラルなシルエットで低活性時のスイッチを入れる。 |
| 抑え | イージーシャイカー 2.5 | 473 モーニングドーン | ゼロテンより少し張った状態での「見せる」釣りに有効。 |

KEITECH EasyShaker 2.5インチ
370 クリアシルバーグロー 12匹
412 ワカサギ 5匹
473 モーニングドーン 1匹
クリアシルバーグローはフォールでよく当たり、ワカサギやモーニングドーンはゼロテンションステイからシンカーがボトムすれすれ浮く程度または20cmほど巻き上げでHIT。
エンジニアの視点: ケイテックのワームは、計算された「塩の配分」により水中での水平姿勢維持能力に優れています。
【食の特権】東京湾の金アジを堪能する
現場で即座に脳締め・血抜きを行い、キンキンに冷えた潮氷で冷やし込んだアジは臭みゼロ。

刺身と焼きとアジフライ
23cm前後の個体の中から6匹を刺身にすると醤油を弾くほどの脂の乗り。のこりの中アジから4匹は焼きにと内臓と頭を取り除いて、他の中アジ5匹と小アジ計8匹は背開きにしてアジフライ用にフリーザーパックへ。丁寧な処理が、家庭での食卓を高級料亭の味へと昇華させます。
今日の教訓(まとめ)
- 潮止まりは捨て糸延長で正解: 150cmから200cmへの「50cmの差」が浮遊時間を生む。
- 光量に合わせた透過率ローテ: 晴天・曇天の切り替わりにイージーシャイカーのカラーを即座に合わせる。
- 防寒は「投資」: 集中力が切れると、わずかなラインのテンション変化を見逃します。
船宿の紹介
今回お世話になったのは、金沢八景の老舗「太田屋」さん。的確なアナウンスと、バチコンへの深い理解がある船宿です。船長さん、女将さん、中乗りさん、常連さんみなさん優しいので初めての方にもおすすめです。
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